すべてのこどもが笑顔になれる徳島の実現を目指す『とくしまこども未来会議』
徳島県庁で行われた会議に委員として出席させていただきました。
活動をはじめて3年
いろんな壁をこえながら歩む民間NPO法人であり、子育て真っ只中で悩みの多い当事者でありますが、このような機会をいただいたこと、とてもありがたく思います。
現場の声をしっかりと届けていきたいと思います。
会議でわたしがお話しさせてもらった内容
私は今3歳と5歳のこどもを育てている母親ですが、自分が「産後うつ」になったことをきっかけに、コロナ禍で当事者が集まり、育児の孤独孤立を防ごうと活動が始まりました。
子育て中の人同士、住民同士がピアに見守り、支える、コミュニティーへと発展し、現在は沖洲にできた徳島県立施設東部防災感おきのすインドアパーク中や鳴門市、小松島市、阿南市の出張先で妊婦・親子・地域の居場所を開いています。
同時に子育てをする方以外の孤独孤立も地域の問題となっているので、その両方を解消できるような居場所作りも目指しております。
今課題に思うのは・・・
産み育てる「子育ての根っこ」を支えるサポートが不足
「ママ友パパ友ができた」「ひとりじゃないんだと思えた」という参加者の声があります。母であっても妻であっても「ひとりの人間」として受け入れられる居場所が必要です。
今、こども食堂など、こどもへのサポートは広がってきましたが、特に妊娠中や低月齢の親を支えるサポートが不足していると思っています。地域子育て支援拠点はありますが、こどもが中心の居場所になっていて、切れ目なく日常的に子育てに寄り添う仕組みが必要だと思っています。
地域のそれぞれの機関が手と手をとりあうこと
わたしが「産後うつ」になった理由の1つに「情報の弱者」だったということがあります。今、地域に行政や医療機関、私たちのような支援団体等のサポートが実はたくさんあります。だけど、点と点となっていて、対象者に届いてないから活用されていない問題があります。もっと地域のそれぞれの機関が手と手をとりあうことが今必要だと思っています。
今日の会議でご一緒させてみなさんからも熱い活動の紹介や想いなどのお話しがあって、わたしが感じたのは、
こどもを妊娠出産した時に、ほとんどの人が、虐待しようとか、イライラしたり、こどもの寝顔みて、自分を責めたり、、そんな子育て、そんなこどもとの関わり方しようなんて、思ってないくて。いろんな複雑な状況、手が足りない時間が足りない環境や状況があるからこそ、まんまるでいられないこどもの環境があるわけで。誰も責められないというか。
でも向き合わないといけないなっても思うし。こどもまんなかの前に、親や周りの大人たちが「こどもの権利」を知って、理解して。ここはこうすることが必要なんだな。わたしたちがこどもの時、守られる存在だったし、いまのわたしも尊重されていい存在なんだなって、自分を認めるところからじゃないんかなって。
「こどもまんなか」って、言葉は簡単!でも、親としては、本当に重たいし、親もこどもも、すべての人が尊重されるような徳島県になってほしいと思いました。
ご一緒させていただく委員や徳島県庁のみなさん、ありがとうございました。
今後の会議でも、どうぞよろしくお願いいたします。