「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」と言われるほど、可愛くて仕方がないこの時期。
どうしても子育てが楽しいと思えなかった。一緒に過ごす時間が、しんどくて、辛くて。
一刻も早く仕事に復帰したくって、職場に「育休予定を取り消せますか?」と電話したこともあった。
出勤していく夫が、羨ましくて仕方なかった。
家に籠っていると泣かれるたびに気が狂いそうで、外に出た方がまだマシだ、と思って支援センターに行ってはみるけれど、周りのママはメイクも洋服もキレイ。
みんなニコニコしてる。
「イライラが止まらない私は異常なの?」
「何でみんな綺麗にする余裕があるの?」
なんだか責められている気がして、余計に辛くなった。
そんな周りの姿を見れば見るほど
「見た目もキレイにして、きちんと離乳食を手作りして、
家もキレイで、子どもには笑顔で接して…」と
自分で義務感を背負っては、
それができなくて、悔しくて、涙がこぼれる日々…
子を持つ選択をしたことすらも後悔してしまった日があった。
人生リセットしたいとすら思った。
あれから9年。
娘はもう小学3年生。
「乳幼児期の子育てってあんなもんだよね」
当時の苦労が、ようやく笑い話にできるようになった頃、偶然マチノワに出会った。
「すっぴん、パジャマでおいで」
マチノワが大事にしているこの言葉を聴いて、
“そうだ、私、
ありのままで受け入れてくれる場所が欲しかったんだ“
子育て9年目にして、当時どうしてあんなに辛かったのか、ようやく分かった気がした。
“完璧でなければならない”
“いいママでなければ”
こんなの必要なかった。
しんどいときに、しんどいよーって言えばよかった。
化粧したくない日は、化粧せずに行けばよかった。
すべてを、受け入れてくれる場所が欲しかった。
だから、私はマチノワの活動をもっと広めたい。
自分が、自分でいられる場所。
ママとしてじゃなく、自分として。
徳島で、親になる選択をしたすべての人が、「マチノワがある子育て」であることを当たり前にしたい。
その実現に向けての、大きな第一歩。
9月13日(水) | クラウドファンディングstart |
9月17日(日)・18日(月) | 東部防災館へ移転・グランドオープン |
9月30日(土) | 大日向雅美先生講演会 |
NPO法人化し、大きな船となったマチノワがまた更に成長しようとしています。
みなさまの応援がわたしたちの活動のチカラに繋がります。
1人でも多くのママ・パパが「子育てって楽しいね」と言える社会にするために。
株式会社TimeMarket 代表取締役 野口由加
@timemarket_tokushima
@yuka_timemarket
家事代行サービスのTimeMarketは
NPO法人徳島の子育てに伴走する会マチノワを
応援しています