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〜妊娠期から子育て初期の家庭に、安心してつながれる場を〜
子育て支援NPO法人マチノワでは、赤い羽根共同募金
「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受け、
妊婦とその家族、ならびに2歳頃までの親子を対象とした支援活動を実施しました。
本事業は、オンラインと対面の両面から、
妊娠期・子育て初期の家庭が孤立することなく、
安心して専門職や支援者とつながれる機会を届けることを目的に行いました。
すべての活動は無事終了いたしました。
本事業は、中央共同募金会による「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン」での募金を原資とした助成を受けて実施しました。
本事業の実施にあたり、
会場をご提供くださったイオンスタイル徳島様、
ご支援を賜りました赤い羽根共同募金様、
「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン」でのご寄付を通じて本事業を支えてくださった皆様、
そしてご参加・ご相談くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
■助成事業の活動内容
本事業では、子育て中の保護者が気軽に相談できる場づくりを目的として、商業施設内の赤ちゃん休憩所の一角を活用し、専門職による相談支援と交流の機会を提供しました。
具体的には、一般社団法人徳島県助産師会に所属する助産師、ならびに一般社団法人徳島県公認心理師・臨床心理士協会に所属する公認心理師・臨床心理士と連携し、出張相談「おでかけマチノワ」をそれぞれ月1回実施しました。
相談は1日4組、1枠30分の個別対応とし、妊娠期から産後、育児中の不安や悩みに対して、安心して話せる環境づくりを大切にしました。
また、外出が難しい家庭や遠方にいる家庭にも支援を届けるため、オンラインでの助産師相談や、スタッフによる座談会「おうちでマチノワ」もそれぞれ月1回開催し、対面・オンライン双方から継続的な支援機会を設けました。
出張相談では、来場者への声かけやチラシ配布も行い、これまで支援につながりにくかった方にも利用していただけるよう工夫しました。
商業施設という日常の延長線上にある場所で実施することで、「相談に行く」という構えを和らげ、日常生活の中で自然につながれる支援の形を目指しました。
■活動の成果
商業施設という日常的に立ち寄る場所で実施したことで、「相談機関に行くほどではないけれど話を聞いてほしい」という方が、買い物のついでに気軽に立ち寄る姿が見られました。
相談内容は、妊娠期から産後の不安、育児への戸惑い、家庭内でのストレス、人とのつながりの希薄さなど多岐にわたり、予定時間を超えて相談が続くケースもあるなど、支援ニーズの高さが改めて確認されました。
また、「以前から活動は知っていたが来るきっかけがなかった」「こういう場所があると安心できる」といった声もあり、アウトリーチ型の取り組みが新たな利用者との接点づくりに有効であることが分かりました。
オンライン相談では、徳島県から転居され、県外や海外を含む遠方で生活する子育て家庭からの参加も見られました。転居先で気軽に相談できる人や場が少ない中、以前のつながりを通じて参加される方もあり、オンラインだからこそ継続できる支援の重要性が確認されました。
オンライン相談や座談会は、自宅から参加できる安心感により継続利用につながり、孤立しやすい時期の保護者が、誰かとつながり続けられる機会となりました。
本事業を通じて、専門職による相談支援をより身近な場所へ届けることで、「困ったときに相談できる先がある」という安心感につながったことが、大きな成果の一つとなりました。
■寄付者の皆さまへのメッセージ
本事業は、赤い羽根共同募金を通じた多くの皆さまからのご支援により実施することができました。
皆さまから寄せられたご寄付によって、妊娠期から子育て期に不安や孤立を感じている方々へ、専門職による相談支援と安心して立ち寄れる場を届けることができました。
支援を必要としていても、「相談に行く勇気が出ない」「どこに頼ればよいか分からない」と感じている方は少なくありません。
本事業では、日常の中で自然に立ち寄れる場所だからこそ、支援につながることができたケースも多くありました。
皆さまからのご寄付が、必要な方へ安心やつながりを届ける力となっています。心より感謝申し上げます。
今後も、必要とされる方へ支援が届くよう、継続的な活動に取り組んでまいります。
実施した活動内容
① おうちでマチノワ(オンライン支援)
外出が難しい妊娠期や乳幼児期の家庭でも、
自宅から安心して参加できる場として、Zoomを活用したオンライン支援を行いました。
- 月1回・60分のオンライン座談会を開催
- 事業局スタッフ・ボランティアが進行
- 参加者同士が日頃の思いや悩みを共有できる場を提供
また、助産師によるオンライン講座を月1回開催し、
毎月異なる講師が専門性を生かしたテーマで講座を実施しました。
参加はすべて事前予約制とし、
匿名参加、顔出し・声出しなし、途中参加・退出自由とすることで、
子どもの世話を優先しながら安心して参加できる環境を整えました。

② おでかけマチノワ(対面支援)
居場所から車で約5分のイオンスタイル徳島様のご協力を得て、
ベビー用品売り場近くの赤ちゃん休憩室を会場に、
助産師・心理師による個別相談サロンを実施しました。
- 助産師相談:月1回
- 心理師相談:月1回
- 各回30分×約4組
授乳室やオムツ替えスペースが近接した環境を生かし、
子連れでも安心して相談できる場を整えました。
予約制にはせず、当日は来店者への声掛けやチラシ配布を行い、
「買い物のついでに、気軽に相談できる」形で実施しました。
居場所スタッフも同行し、案内や子どもの見守りなどのサポートを行いました。




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活動の成果・実績
本事業を通して、妊娠期から子育て初期の家庭が、
場所・時間・心理的ハードルに左右されることなく支援につながれる機会を提供することができました。
オンライン支援の成果
「おうちでマチノワ」では、
外出が難しい方や県外・海外在住の方など、
これまで居場所に来ることができなかった方々の参加が見られました。
匿名参加やチャット利用を可能としたことで、
対面でのコミュニケーションに不安を感じる方も、
安心して自分の気持ちを表出できる場となりました。
また、助産師講座では毎月テーマを変えることで、
妊娠・出産・育児に関する幅広い情報提供ができ、
不安の軽減や主体的に育児と向き合う意欲の向上につながりました。
対面支援の成果
「おでかけマチノワ」では、
商業施設内という立ち寄りやすい立地を生かし、
これまで支援につながっていなかった層にも相談の機会を届けることができました。
「こんな場があるとは知らなかった」
「買い物ついでに話せて気持ちが楽になった」
といった声も多く聞かれました。
相談内容は、育児の悩みだけでなく、
夫婦・家族関係、仕事復帰、高齢出産への不安など多岐にわたり、
現代の子育て家庭が抱える課題の広さを改めて知る機会となりました。
また、開催場所がショッピングモールであったことで、
マチノワの活動を知ってもらうきっかけにもなり、
後日実際に居場所へ足を運んでくれた方も多く見られました。
オンライン参加者が事業終了後に来所するなど、
オンラインと対面をつなぐ導線づくりにもつながりました。
今後の課題と取り組み
本事業を通して、オンライン・対面の両面から支援を届けることができましたが、
いくつかの課題も明らかになりました。
オンライン支援については、
情報にたどり着けない方やオンライン参加に不安を感じる家庭への周知が今後の課題です。
関係機関や地域資源と連携し、より参加しやすい導線づくりに取り組んでいきます。
対面支援では、短時間相談となるため、
継続的なフォローにつなげる仕組みづくりが課題となりました。
今後は、居場所や関係機関への橋渡しをより明確にし、
伴走型の支援へとつなげていきたいと考えています。
また、相談内容が多岐にわたることから、
助産師・心理師に加え、多職種連携の重要性も改めて認識しました。
今後も関係機関と連携しながら、切れ目のない支援を目指していきます。
おわりに
本事業により、妊娠期から子育て家庭が、
状況や段階に応じて必要な支援につながる複数の選択肢を持つことができ、
孤立を防ぐための支援の導線を広げることができました。
今後もマチノワは、
「必要なときに、安心して頼れる地域の居場所」として、
オンラインも活用しながら柔軟な支援を継続してまいります。
<お問い合わせ> 特定非営利活動法人 徳島の子育てに伴走する会マチノワ
インスタグラム : https://www.instagram.com/machinowa.tokushima/
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